円広志さん・芸能人のパニック障害体験談
2016/06/09
読売テレビの黄金列伝、3月6日(日)放送分で、円広志さんのパニック障害体験談が語られていました。
パニック障害が出た時は本当に苦しいですよね。
元気そうに見える芸能人の方々でも、実はパニック障害という方がいることに驚きます。
パニック障害だと大勢の人前に出ることや、緊張する場面がとても苦手な方がとても多いです。芸能人という職業はまさに苦しいと思います。
今回は円広志さんが改善に向かったという体験談を紹介しながら、パニック障害についてご紹介したいと思います。
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パニック障害は死なないと治らない病気?
円広志さんがパニック障害になった当時は、パニック障害という言葉自体あまり知られていなかったそうで、医者から死なないと治らない病気といわれて自暴自棄になったそうです。
今ではパニック障害は治る病気と言われていることの方が良くみられます。
★パニック障害についての詳しい解説はコチラ
パニック障害の原因となったのはプレッシャー?
円広志さんは46歳で発病し、これまでの人生で一番辛かったと語っています。
原因として、当時は独立して事務所を立ち上げた頃で、これまで楽しかったテレビ出演がお金を稼ぐ手段になり、自分の能力以上の仕事をしようとして無理をしていた可能性があることなどを話していました。
そういったプレッシャーや、人に気をつかい頑張りすぎてしまうことなどが一因として考えられます。
円広志さんはメダカ、流木を集める趣味など繊細な心を持っているようです。人にとても気を遣うタイプなのだと思われます。
パニック障害を体験したとされている芸能人・有名人
安西ひろこは10年以上、テレビの仕事を休職。最近復活して話題になりました。
テレビで見る限りではあまり異常が感じられず、意外な方ばかりではないでしょうか。
パニック障害の症状
円広志さんの場合は、以下のような症状を語っていました。
・悲しい感情などが5倍くらいに膨れ上がり夕方4時くらいから寂しくて毎日泣く
・ろうそくの光など目の前が揺れるものがNG ・ふらつくため体を常に揺らさないといけない
・ライブでは自分で立っていられないのでマネージャーに引きずられて出演
私の場合はまずは手汗、手足の震えなどから始まり、動悸、めまい、頭がぼーっとする、息苦しいなどの症状が出てきます。
そしてヤバイと焦りはじめ、帰りたい気分になります。ひどい時は過呼吸も出て、慌てて夜間の救急病院に行きましたが、特に異常は認められず帰ることになった経験があります。(⇒小林麻耶さんの症状に近いですね)
一度パニック発作を起こしてしまうと、また発作が起こるんではないかという予期不安や広場恐怖などの症状により、日常生活において色々な制約が出てきてしまい、何をするのも辛いような状況になってしまいます。
パニック障害と休養、休職
円広志さんは4ヶ月ほど休職期間をとり、仕事を休まれていたそうですが、休んでいたら休んでいたで不安になってしまう病気であると述べています。
私も全く同じなのですが、将来に対する不安でいろいろなことを考えてしまい、落ち込んでしまうことが多いです。
通常の病気であれば休んでゆっくりしていれば改善に向かうはずなのですが、パニック障害の場合は休んでいるだけではなんともならないのも辛い病気ではあります。
ただし、個人的には休養も効果的なのではないかと感じています。
特にパニック発作が起きた直後というのは、些細なことでも予期不安などが出てしまいます。まずは一時的に、そういった状況を避けて症状が出ないようにした上で、少しずつ体を慣らしていく(認知行動療法を行う)方がいいのではないかと思います。
パニック障害の改善~認知行動療法~
円広志さんは、パニック障害で立てないような状況であったにも係らず、違約金が発生してしまうためライブなどは行ったそうです。
円広志さんいわく、「パニック障害は自分で作っている病気。一生懸命ライブをやっているうちにパニック障害を越える瞬間があり、終わったら回復することがある。もちろん翌日はまた辛いが、そうやって何度か乗り越えながら働けたことが自信になった。」と語っています。
これは認知行動療法と呼ばれているものだと思います。
予期不安を乗り越えるには抗うつ薬や抗不安薬により症状が出ないように抑え込んだ上で、認知行動療法により今回はパニック発作が出なかったという成功体験を重ねるのが有効だと言われています。
円広志さんの場合はしっかり症状が出ているのでかなり強引なやり方のようにも思えますが・・・。
夜は不安になりやすい・・・?
円広志さんは夕方になると寂しくて泣くと語っていましたが、同じような症状(?)という桂ざこばさんに首くくる時は朝まで待ってと言ってもらったそうです。
夜は気持ちが落ちてしまうことがありますよね・・・。円広志さんは夕方が寂しいということでしたが、布団に入ってから悶々と考えてしまうことも多いように思います。
パニック障害は完治するのか・・・?
これは私も知りたい究極の質問ではないでしょうか(笑)
多くのサイトではパニック障害は完治する病気とかかれていますが、なかなか信じられません。
円広志さんは症状は随分改善されているようですが、今だにトイレが怖いし、薬も飲んでいるようです。(薬の具体的な種類は明らかにされていませんでしたが、抗うつ薬か抗不安薬のどちらかで間違いないと思います。)
パニック障害の場合は、完治克服というよりは、症状がある程度マシになったと自分で区切りをつけて、うまく付き合っていくことなのかもしれないと思うこともあります。
寛解(かんかい)という状態でしょうか。多少しんどいかもしれませんが、社会生活には影響が小さい状況ですね。
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