夏バテは自律神経の疲労
2016/09/23
そもそも夏バテって何?
今年(2016年)は猛暑という話でしたが、まだまだ残暑も長引く可能性が高いようです。
梅雨で自律神経が乱れてだるいと思った後は、夏バテでまただるい・・・という方も多いのではないでしょうか。
夏バテの解消や対策に何が良いか? というのには色々説がありますが、そもそも夏バテとは何なのかを知らないと良い対策はできませんね。
見出し
夏バテは自律神経の酷使から
ブログタイトルにも書きましたが、夏バテの原因は自律神経を酷使していることなんだそうです。
そもそも現代の夏バテとは、自律神経の乱れ・疲労のことだったんですね。
自律神経失調症の方は詳しい方も多いと思いますが、なぜ夏だと自律神経を酷使してしまうのか説明したいと思います。
交感神経・副交感神経の働き
自律神経と呼ばれるものには、交感神経と副交感神経があります。(→自律神経失調症って何?)
交感神経は血管を収縮させ、体温を下げる働きがあります。副交感神経は逆に血管を拡張し、体温を上げる働きがあります。
簡単にいえば、自律神経は体温調整を行う機関なんです。
そのため、気温が高すぎる(暑すぎる)と自律神経が体温調節しようと頑張りすぎてしまい、酷使によってうまくバランスがとれなくなってしまいます。この状態が夏バテです。
本当に副交感神経を優位にすることが有効なの?
一般的には夏バテ対策には副交感神経を優位にするような対策が夏バテに効果的と書いている方が多いですが、個人的には少し疑問に思うこともあります。
自分の場合は、夏バテをすると体に熱がこもりやすい状態になり、だるくてやる気がでないです。
だるくてやる気が出ない症状というのは梅雨の低気圧の時と同じで、なんとなく副交感神経が働きすぎの時の症状にも似ているような気がします。
体温を下げるのは交感神経ですので、暑くて酷使されているのは交感神経ではないかと考えれば、副交感神経を働かせるような対策が本当にいいのかどうか個人的にはまだ納得できていません。
では夏バテ解消の対策はどうすればいいのか?
どちらが優位かにかかわらず、自律神経の酷使が原因なのであれば、やはり自律神経を休ませてあげることが大切だと思います。
ホンマでっか!?TV(フジテレビ)に出演していた疲労評論家:梶本修身先生によれば、寝汗をかく、お風呂で汗をかくという状態がそもそも自律神経を疲れさせている状態なんだそうです。
考えてみれば、汗をかくという行為がそもそも体温を調節しようとして起こる体の反応ですよね。
お風呂は低温で、短めに!
夏バテのひどい時期はお風呂でゆっくり汗をかくのではなく、低めの温度で汗をかく前にあがるのが良いと思います。
梶本先生によれば、温泉に入ると疲れがとれるというのはウソだそうです。
温泉に入るとドーパミン分泌され、心地よいとか、達成感を感じるそうで、疲労感はとれるが体は疲れているんだそうです。
楽しいことをしているときは疲労感を感じないのと同じですね。
温泉に入ると良く寝れるというのも、疲れるからなんだそうです。でも温泉は気持ち良いですよね^^
クーラーをしっかり使う
クーラーをつけずに寝汗をかく状態は自律神経を酷使して体温調節をさせている状態だそうです。
夜寝ている時もクーラーをつけて、体温調節の負荷を体にかけないようにしましょう。
夏はクーラーをつけてないと湿度も高くなってしまいがちで、水を飲んでも汗をうまくかけず、熱中症になりやすいんだそうです。(環境評論家:武田先生)
生活習慣を守り、しっかり睡眠・休息をとる
自律神経に限らず、体を休ませるには寝るのが一番です。
クーラーを効かせて下半身には布団をかけ、夜更かしせずしっかり寝るようにしましょう。
環境評論家の武田先生によれば、人間が誕生したときの外気温は25度だったんだそうです。
気温が高いとその分だけ活動量を減らす必要があるんだそうですが、同じ量の仕事をしてしまうと体に負荷がかかります。
特に内臓自体の活動量は減っているため、内臓がダメージをうけやすいんだとか。
罪悪感もあるかもしれませんが、夏バテの時はしっかり休みましょう。
今回は長くなりましたので、夏バテに効果的な食事についてはまた別記事でご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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