自律神経失調症だと熱中症になりやすい!?
初夏の熱中症には特に注意
春から夏にかけて急に気温が上がる日がでてきます。
私は社会人になるまで熱中症になったことは無いのですが、自律神経失調症だと熱中症にもなりやすいらしく、昨年のこの時期に熱中症で苦しみました。
熱中症というと真夏というイメージがありますが、実はこれから初夏にかけての時期は意外と熱中症になりやすいので十分注意が必要です。
この時期になりやすい理由としては以下のようなことが挙げられます。
1.体がまだ暑さに慣れていない
2.まだ油断しているため、水分補給などの対策が十分でない
3.前日よりも急に温度が上がる日がある
見出し
原因・メカニズム
急に体温が上がると血管を拡張することにより熱を循環させたり、発汗させたりすることで体温を下げます。
・熱失神
血液が体の表面に行くと、脳に十分に血液がいかずに酸欠になることがあります。これによりめまいなどが起きてしまいます。
・熱疲労、熱けいれん
汗による脱水症状や、塩分不足によるけいれんなどが起こります。
・熱射病
体温が高い状態が続くと、体温調節機能がうまく働かなくなります。
その他の症状
めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛・耳鳴り・食欲不振・ほてり・体がだるい・異常な手汗・動悸・過呼吸・息が浅い・息が苦しい、こん睡・失神(気絶)・痙攣(けいれん)・意識障害など
自律神経失調症の人は熱中症になりやすい!?
自律神経は血流を調整し体温の調節を行います。体温が高い状態が長時間続くと、自律神経がうまく働かなくなり体温調節がうまくできなくなってしまいます。
自律神経失調症の方は熱が発散されにくいだけでなく、もともと体温調節がうまくできないことがあるため、熱射病になりやすいのだと考えます。
予防と対策
熱中症は部屋の中でも起こります。
高温・多湿で起こりやすいため、クーラーを利用したり換気をするなど、温度と湿度を十分に調整しましょう。
水分補給と塩分補給をしたり、帽子をかぶって頭の温度があがらないようにすることなどは有名です。
熱中症が起きてしまったら、水分と塩分を補給して涼しい場所で休みましょう。
私の場合は、保冷剤をタオルで巻いたものを首や脇に挟んで寝ることで少し症状がマシになりました。
【追記】情報によると、病院で点滴をしてもらうことによってかなり楽になる方もいるそうです。
救急車も呼べますので、ひどい時は我慢せず病院に行きましょう。
自律神経失調症と勘違いせず、早めに対処を
自律神経失調症と熱中症の症状は少し似ています。
私が熱中症になった時は「単純に今日は調子が悪いなぁ。疲れたからだろうか」と思ってしまい、治療が遅れてしまったことが良くなかったと思います。
特に体に熱がこもったような症状が強くでた場合は、熱中症を疑って早めに対処するようにしましょう。
後遺症!?
熱中症になってしまうと自律神経の調節がうまく働かず、健康な方でも一時的に自律神経失調症のような症状になることがあるようです。
もともと自律神経のバランスを崩している方だと、熱中症がきっかけで長期間体調不良で苦しむ場合もあるようですので、特に気を付けるようにしないといけないですね。
本当にこの時期は少し油断してしまいますが、早めに対策をとるようにすることをオススメします。
夏の冷え性にも注意!?
とはいえ熱中症を警戒するあまり、クーラーを効かせすぎたりすると、部屋との気温差で外出した際に熱中症の危険があります。
また、気を付けなければいけないのは「夏の冷え性」です。
冷え性は自律神経失調症には良くありませんので、冷やしすぎにも注意するようにして下さいね。
【関連記事】
【参考】熱中症と日射病の違い
熱中症は気温や室温などにより起きるもの全般をさします。
日射病はその名のとおり太陽光にあたることを原因とするものですので、熱中症の一つとして日射病があるんだそうです。
スポンサーリンク