【検証】モーツァルトは自律神経失調症に効果があるのか
モーツアルトが自律神経失調症の改善に効果があるとされている理由
クラシック音楽、特にモーツアルトが自律神経失調症に効果があると聞いたことありませんか?
調べてみると以下のような理由により、副交感神経を優位にしてくれる効果があるようでした。
今回は、モーツアルトが本当に自律神経に効果があるのか脈拍を測って調べてみました。
・高周波数(3000ヘルツ以上)の音が多く含まれるため、脳を刺激して自律神経に働きかける
・1/f ゆらぎ※(読み方:えふぶんのいちゆらぎ)が含まれている
・一定のフレーズの繰り返しが多い
※1/fゆらぎとは?(wikipediaより)
ピンクノイズとも呼ばれ、自然現象においてしばしば見ることができる。
具体例として人の心拍の間隔や、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、物性的には金属の抵抗、ネットワーク情報流、蛍の光り方などが例として挙げられる。
1/fゆらぎが一部の人間の声にも現れると主張されることがある。代表的な例としてMISIA、美空ひばり、宇多田ヒカル、松任谷由実、徳永英明、Lia、吉田美和などが持つとされる。
しかしその根拠や効果の説明は曖昧であり、オカルトにおける波動などが基にされることもある。
音楽の嗜好や受ける印象には個人差があり、万人にヒーリング効果を及ぼす音楽なるものが存在するかどうか定かでない
見出し
通常時の脈拍
一般的な成人の場合、安静時で60~100回(1分間あたり)が正常な範囲内とされています。
60回を下回ると不整脈、100回以上だと頻脈ということだそうです。
測定したところ、私は通常時で脈拍75回でしたので、これが基準となります。
副交感神経の働きが高まれば、より穏やかな少ない心拍数となると思われます!
1曲目:モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 第21番 第1楽章
先日、読売テレビのかんさい情報ネットten.で、医師の森田豊先生が「夫婦ゲンカを予防する方法」の一つとしてこの曲を挙げていました。
以下のようにtwitterでつぶやいたものです。
かんさい情報ネットtenで「○○をすれば夫婦ゲンカを避けられる」という特集をやっていますが、内容はモーツアルトを聞くなど、自律神経失調症やパニック障害に良いものを紹介しているような印象を受けます。
— 自律神経失調症 (@panicsyogai) 2016年4月11日
箇条書きでメモしていますので、また試したりしてホームページの方で紹介します。
10分弱の音楽を、横になり安静にした状態で聞いた後、心拍数を測定しました。
結果:75回(変化なし)
1曲目ということで緊張したのかもしれません。
今日は少し息苦しい感じが続いていますが、これも治まる感じではありませんでした。
2曲目:モーツァルト/2台のピアノ・ソナタ ニ長調 第1楽章
色々なサイトを見ていたところ、自律神経系に良いと紹介されていた曲です。
今度は5分強でした。
結果:77回(+2回)
あれ?少し増えました。
私は神経過敏のようなものもあり、この曲は急に音が大きくなるので少しびっくりしたのかもしれません。
音が小さい時は少し眠くなる感じがしました。こうやって落ち着いてクラシックを聴くことはなかなか無いですね。
3曲目:アイネ・クライネ・ナハトムジーク第一楽章
子供の頃、替え歌を口ずさんだことがある方も多いのではないでしょうか。
私も唯一知っていた曲です。
一番短い5分弱を聞いた後で、心拍数を測定しました。
結果:71回(ー4回)
おお、減りました!!
副交感神経が優位になっているんでしょうか。
この曲が良かったのか、3曲目ということでようやく落ち着いてきたのかは定かではありませんが、モーツアルトを聞くと副交感神経になるというのはあながち嘘とはいえないかもしれません。
まとめ
今回は自律神経失調症に良いということでモーツアルトを3曲聞きました。
息苦しさは解消されませんでしたが、3曲目で若干心拍数が下がり、通常時より副交感神経が優位になっている可能性もあると考えられました。
音楽により自律神経になんらかの影響はやはりあると言えるのかもしれませんが、選曲や時間の長さなど色々試してみる必要がありそうです。
できればもう少し聞いてて飽きない曲の方が続けられると思うので、邦楽などで良い曲がないか、もう少し検証を続けてみたいと思います。
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