食事中に気持ち悪くなる【会食恐怖症】

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食事中に気持ち悪くなる【会食恐怖症】

   

会食恐怖症 食事中になぜか突然気持ちが悪くなったり、美味しいものを前にして突然食欲がなくなる等の症状はありませんでしょうか

その症状、もしかしたら会食恐怖症というものかもしれません。

自覚がないまま放置しておくと、過換気症候群(過呼吸)などパニック障害の大きな症状がでる可能性もあります。

過呼吸やめまい等、大きな症状が一度出てしまうと完治まで何年・何十年も病気とお付き合いする方が多いです。「ちょっと食欲が落ちるだけ」などと甘く考えず、早めに自覚して生活リズムの見直し会食恐怖症の治療をすることをおすすめします。

 

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会食恐怖症とは?

対人恐怖症、あがり症、社交不安障害(社会不安障害)、不安神経症などの一種と言われており、人がたくさんいる場所での食事、外食などの際に以下のような症状が出ることをいいます。外食恐怖、会食不能症といわれることもあるそうです。

  • 吐き気、嘔吐
  • めまい(眩暈)
  • お腹が減っていたはずなのに食べられない(食欲不振)
  • 下痢、胃痛、胃の不快感(むかむか)
  • 手足が震える、手足に力が入らない
  • 体がこわばる、硬くなる
  • 息が苦しい、息ができない(過呼吸、過換気症候群)
  • 意識が遠のく、ぼーっとする、視界が暗くなる

私も外食で上記のような症状が出ることがあります。自分ではパニック障害と認識しているのですが、食事だけであれば会食恐怖症の方がしっくりくる方もいるのではないでしょうか。

パニック障害でも会食恐怖症でも治療の方針は大きく変わりませんので、個人的には病名がどちらかとあまり気にしすぎる必要はないかと思います。

 

特定のシチュエーションがNG

会食恐怖症と言っても、毎回必ず外食が無理というわけではありません。いろいろな条件により、症状が出ることとでないことがあります。

(例)

時間帯・・・・ランチは大丈夫だけどディナーは難しい

メンバー・・・家族はOKだけど、会社の人や他人はNG

雰囲気・・・・友達と飲みに行くのは大丈夫だけど、商談や緊張するような話題の時はNG

 

外食・食事会に行かなくても、行くと思うだけで症状が出る

会食恐怖症の方は、実際に食事に行かなくても行くと思うだけで胃痛・気持ちが悪くなったり、手足が震え・力が入らなくなることも多いと思います。

これはパニック障害でいうところの予期不安に該当します。

飲み会・食事会の案内など誘われるだけでNGという方や、テレビで食事をしているのを見るだけでもNGという方もいるようです。

私の場合は、当日までは大丈夫だろうと思うことが多いのですが、行く直前になると予期不安の症状がでてしまい行くのをやめようか悩んでしまいます。

 

会食恐怖症の原因

会食恐怖症については、一人で食事を食べる習慣である孤食や、過去の食事に関するトラブル・トラウマ・親からの教育なども原因となり得ると言われています。

パニック障害・社会不安障害(SAD)と同じく、正確な原因はわかっていませんが、脳内のセロトニンの不足などが原因ではないかという説もあります。

もちろんストレスと言われることが多いのですが、私は発症時にそこまで大きなストレスを感じたようには思いませんし、単にストレスと言われてもピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

性格的には完璧主義できっちりとした性格の方が多く、責任感が強い方が多いのも特徴です。

 

治し方(治療法)など

会食恐怖症の治療法はたくさんあります。

一番良く紹介されているのは、いわゆる認知行動療法ではないでしょうか。

むしろ積極的に食事会に参加することで、脳に成功体験を認知させて、症状を改善させるという方法です。

 

ただし食欲不振だけでなく、意識が遠のくなどの大きな発作が出てしまうとそれがまたトラウマになってしまうこともあります。

抗鬱剤抗不安薬などで症状を抑えた上で徐々に慣らしていったりすることも有効です。

大きな発作が出そうな飲み会・懇親会は避けて、気軽に食事にいける家族や友人で徐々に慣らしていくのもいいと思います。

薬を飲みたくない方、薬を飲んでも食事中に気分が悪くなる方はこちらも試してみてください。

パニック障害・発作を予防する6つの対策
パニック障害・社交不安障害の方が一番悩んでいる症状は、特定の場所での過呼吸などの発作だと思います。 私の場合は居酒屋など夜の外食が多いですが、他にも美容室・歯医者・スーパー・デパ

 

 

トラウマなどに心当たりがない場合は生活習慣も見直しましょう

小さい時の食事でのトラウマ体験などに心あたりがない場合は、パニック障害の方がどちらかと近いかもしれません。

不眠(眠れない)などの症状がある場合は特に要注意です。

不規則な生活、運動不足、食事の栄養バランスなどの生活習慣を見直すことも有効な治療法だと思います。

 

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